創業者の父 加藤鉦一は昭和42年に、この瀬戸大同を創業いたしました。加藤鉦一は、なぜ瀬戸大同と言う商号をつけたのでしょうか?
かつて、私は父にこのことを聞いたことがあります。父は言いました。
多くの会社を見ていると、自分の名前をつけているようだ。例えば、加藤商会と言うように。でも、この会社を作るときに、大同商会のバックアップがあってできた、そして、どうなるかわからない中でも、私に2人がついてきてくれた。この会社は、私のものではない。関係するたくさんの人たちのものでありたいと願って、この名前をつけたのだよ。
そのような経緯を経てできた会社です。父は26年間社長としてこの会社を経営いたしました。できて、10年位までは社員と同様、加藤さんと皆が読んでいたようです。しかし、少し安定した頃から、社長と呼ばれるようになりました。
そして、平成7年10月28日、70歳で現役のままこの世を去りました。
26年間で、瀬戸に根付きました。多くのお客様と仕入先、そして、金融機関に支援をいただける会社に育てあげたのです。しかし、時は、バブル崩壊の真っ最中、作ってきたものは多く崩れ、財務面でも厳しい状況に入りました。
しかし誠実に努力を続け、基礎を作ってくれたことが厳しい中でも生き残ることにつながったと考えます。