2021年06月09日

加藤

未来を拓く君たちへ   田坂広志


旅人がある街を通りかかりました。
その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では、2人の石切職人が働いていました。

その仕事に興味を持った旅人は、
1人の石切職人に聞きました。

あなたは何をしているのですか。

その問いに対して石切職人は、
不愉快そうな表情を浮かべ、
ぶっきらぼうに答えました。
この忌々しい石を切るために、
悪戦苦闘しているのさ。

そこで旅人は、
もう1人の石切職人に、同じことを聞きました。

するとその石切職人は、
表情を輝かせ、生き生きとした声で、
こう答えたのです。

えー今私は、多くの人々の心の安らぎの場となる
素晴らしい境界を作っているのです。

どのような仕事をしているのか。
それが我々の仕事の価値を定めるのではない。
その仕事の彼方に何を見つめているのか。
それが我々の仕事の価値を定める。

この仕事を「人生」に読み替えてみて下さい。豊かに生きる心構えが
見えるような気がします。
posted by 瀬戸大同 at 08:00| 愛知 ☁| Comment(0) | 業務グループ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: